353 ボローニャ風スカロッピーナ
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(379)
353 ボローニャ風スカロッピーナ
これは簡単で健康的な料理で昼食に出すか、もしくは家庭の夕食のトラメッソにできる。
骨なしの乳のみ雌牛の赤身 三〇〇グラム
ジャガイモ 三〇〇グラム
脂身と赤身のハムを細かく切ったもの 八〇グラム
バター 七〇グラム
おろしたパルミジャーノ 三〇グラム
ナツメグ
ゆですぎないようにジャガイモをゆでるか、もっとよいのは蒸す。それから、できるだけ薄く切る。ハムを斜めに指一本より若干細く帯状に切る。
肉をナイフで非常に細かく叩いて、塩、コショウ、ナツメグ少量で味をととのえる。ナツメグや香辛料一般は、読者諸氏もご存知のように、ガスがたまりやすい食材には好ましいからだ。その肉を十二個に分け、ナイフの刃を押し付けて同数のスカロッピーナをつくり、それから白く、つまりあまり火を通さずに、上記のバター半分と焼く。
皿もしくは金属製の器を用意して、そこに火を通したときに残った脂を移して、スカロッピーナ四枚を入れ、その上にハム三分の一を載せ、さらにその上にジャガイモ三分の一を置いて、パルミジャーノと残ったバターのかけらで味をととのえる。同じ作業を三回繰り返して、最後に皿に上下から火に当てて煮てから提供する。この分量は、四人から五人分に足りる。
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