222 ローマ風サルティンボッカ

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(233)


222 ローマ風サルティンボッカ

 これはローマのレ・ヴェーネテ食堂で食べたことがあるので、正確に説明できる。

 乳のみ雌牛の薄切り肉に軽く塩とコショウをして、それぞれにセージの葉半分(一枚では大きすぎる)を載せ、セージの上に脂身と赤身のハム一枚を載せる。この三つをまとめておくために爪楊枝を差し込み、バターでソテーする。ただし、ハムの側は少しだけ火にかけて、固くならないようにする。おわかりのとおり、これは簡単で健康に良い料理だ。

 三〇〇グラムの赤身で一一枚か一二枚できて、三人から四人に十分だろう。

 薄切りは指半分の厚さにして、調理する前に濡らして平たくしておく。

 提供するときには、どんな付け合わせを添えてもよい。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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