246 オーブン皿のアーティチョーク
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(257)
246 オーブン皿のアーティチョーク
これもトスカーナの家庭でよく出される料理で、費用が安いわりにおいしい。昼食の主菜や家庭での正餐に中間の料理として出せるので、イタリアのほかの地域で知られていないのが不思議だ。
186番で説明したようにアーティチョークを準備し、表面に付いた余分な小麦粉を落としたら、たっぷりの油がパチパチと音を立て始めたオーブン皿に入れる。アーティチョークの両面に焼き色が付いたら、その上から溶き卵を注ぐが、火を通しすぎないように注意する。調味料として塩とコショウをアーティチョークの面と卵の面に卵を注ぐ前に振っておく。オーブン皿のかわりにフライパンを使うこともできる。ただし、その場合、卵の味はかなり変わって劣ったものになってしまう。
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