359 皇妃風の肉

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(385)


359 皇妃風の肉

 名前はひどくもったいぶっているが、昼食用の家庭料理にできる。ここで示す量は五人分に足りる。


  まくら部分の赤身 五〇〇グラム

  脂身と赤身のハム 五〇グラム

  おろしたパルミジャーノ スプーンにたっぷり三倍

  卵 二個


 肉とハムをどろどろした状態にまでできる肉挽き機がなければ、ナイフとすり鉢を使う。そこにパルミジャーノと卵を混ぜ、混ぜたものに塩とコショウで味付けする。よく混ぜて、濡らした手で指二本分の厚さに押しつぶす。

 平鍋か浅鍋にバター三〇グラムと油スプーン二杯を入れて火にかける。それが泡立ってきたら、さきほどの押しつぶした肉を置いて、その上から薄切りにしたニンニクひとかけらとローズマリーの葉をいくらか散らす。加熱して、水分がなくなってきたら、トマトソースか水で溶いたピューレを加える。食卓に出すときには、できたソースをまわりに添える。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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