384 野鳥に模したインゲン豆

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(397)


384 野鳥に模したインゲン豆

 フィレンツェの食堂で小鳥風のインゲン豆という名前で次のようにさやをむいたインゲン豆を料理したものを呼ぶのを聞いたことがある。インゲン豆をまずお湯でゆでてから取り出して水を切る。浅鍋に適量の油とセージ数枚を入れて火にかける。油が大きな音を立ててきたら、インゲン豆を入れ、塩とコショウをする。十分に炒めて、油を吸い込むようにし、ときどき鍋を振って混ざるようにする。それから、そこに普通のトマトソース少量を入れ、それが混ざったら火からおろす。場合によっては、乾燥した皮の薄いインゲン豆もゆでたあとに使うことができる。このインゲン豆は、それだけで食べたくなければ、ゆで肉の付け合わせにするのに向いている。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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