605 ボローニャのパン

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(606)


605 ボローニャのパン

 これはボローニャの由緒ある料理に面目を施すパンだ。それだけで食べてもおいしく、どんな汁物に浸すにも適しているからだ。


  小麦粉 五〇〇グラム

  粉砂糖 一八〇グラム

  バター 一八〇グラム

  ジビッボの干しブドウ 七〇グラム

  ざっと処理した松の実 五〇グラム

  細長く切ったシトロンの砂糖漬け 三〇グラム

  酒精 八グラム

  重曹 四グラム

  卵 二個

  牛乳 一デシリットル


 砂糖を小麦粉と混ぜ、台の上に山をつくる。そこに穴をつくって、バター、卵、牛乳を入れる。ただし温かくした牛乳には二種類の粉を入れておく。すでに泡が立ち始めるのがみえるだろう。すべてをいっしょにこねて、生地が均一になったら、開いて松の実、砂糖漬け、卵を加える。

 もう一度こねて、そうしたものが均一に散らばるようにしてから、指二本より少し高いシャトルのような形の二つの生地にまとめる。卵の黄身で照り塗りして、すぐにオーブンか田舎風オーブンで焼く。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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