612 イタリア風クアットロ・クアルティ
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(613)
612 イタリア風クアットロ・クアルティ
このお菓子は前のものと同じ方法でつくる。違いは、砂糖漬けを香り付け用レモンの皮に、干しブドウをいくつか苦いものを混ぜた甘いアーモンド一〇〇グラムに変えることだ。ここでも重曹を使うと、お菓子がもっと軽くなる。アーモンドは皮をむいたら太陽か火に当てて乾かし、レシピにある砂糖スプーン二杯を加えて細かく潰し、混ぜ物に入れる前に小麦粉に混ぜる。この対策をしておかないと、アーモンドがすべてくっついてしまうことがある。これは、バターを入れる前も入れた後も、よく混ぜる必要のあるお菓子だ。私の料理人が試したところ、ボールをお湯に入れて混ぜるとうまくいった。これは似たようなほかのペーストでも言える。注意深くつくれば、とてもおいしいお菓子だとみなせるだろう。
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