631 ベニェ生地の小さなパイ
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(632)
631 ベニェ生地の小さなパイ
水 一五〇グラム
小麦粉 一〇〇グラム
バター 一〇〇グラム
卵 三個と黄身一個
塩
お湯が沸いたら、小麦粉を一気に入れ、すぐによくかき混ぜ、バターを加えて一〇分火にかけ、ずっとかき混ぜ続ける。これで固い生地をつくらなければならない。それを指一本の厚さにのばし、すり鉢に入れて卵一個と潰し、十分に柔らかいものにする。それができたら、ボールに入れお玉で混ぜるが、白身を泡立てつつ、ほかの卵を一個ずつ加える。軟膏のようになるまで混ぜる手を休めてはいけない。これを数時間休ませ、それからスプーンで一杯ずつ(一〇杯から12杯になるだろう)、バターを塗ったオーブン皿に入れる。卵の黄身一個に白身を少量入れて溶きやすくしながらかき混ぜ、刷毛(とはいえ、この小道具は必須ではない)を使って照り塗りしてなめらかにしてから、十分熱したオーブンに入れる。焼けたら、折りたたみナイフで片面に一本、もしくは下側に半円を描くように切り込みを入れ、クリームか果物のジャムを詰め、粉砂糖をまぶして提供する。
知らせておくと、膨らませる生地を混ぜるときには、お玉は丸く回すよりは、下から上へ動かすほうがよい。
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