685 クリーム

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(687)


685 クリーム


  牛乳 一リットル

  砂糖 二〇〇グラム

  卵の黄身 八個

  バニラ香料


 最初に卵の黄身を砂糖とよく混ぜ、それから牛乳を少しずつ注ぐ。早くつくるためには混ぜ物を強火にかけてよいが、湯気が上がってきたら、火力を弱めて、火が入りすぎないようにする。それができたら、クリームを裏ごしする。火の入り具合は、クリームがお玉にくっつくかで判断できる。お玉はぐるぐると回し続けなければならない。香料は火からおろす少し前に加える。

 このクリームは、上記の分量に小麦粉のデンプンがないので、クリームのジェラートに驚くほどよく合う。カフェで見つけることが難しいくらのものに感じられるだろう。さらに水分のあるズッパ・イングレーゼに使うこともできる。この場合、冷えたら、軽くロゾリオに浸したスポンジやサヴォイアルドといったものに合わせる。もっと喜ばれるようにしたければ、とても薄く切った砂糖漬けを追加する。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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