163 リコッタの揚げ物
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(173)
163 リコッタの揚げ物
リコッタ 二〇〇グラム
小麦粉 四〇グラム
卵 二個
砂糖 スプーン二杯弱
香り付けのためのレモンの皮
塩少量と蒸留酒スプーン二杯
どのような種類のリコッタでもよいが、香りが強くなっていてはいけない。ローマとマレンマのリコッタは良質なので、それを使えば確実に評価されるはずだ。混ぜたものを数時間休ませてから揚げる。上記の分量で混ぜ物はある程度固くなるが、それによって揚げたものはクルミほどの大きさの球形になる。それに粉砂糖をまぶして、熱いうちに肉の揚げ物のつけあわせとして出す。中に入れた砂糖は、やってみればわかるが、少量でよい。砂糖は焦げるので、揚げ物がきつねに色にならなくなる。この揚げ菓子やそれに似たものをできるだけ丸くするには、フライパンに入っている熱い油を塗ったスプーンで混ぜ物をすくって、食事用のナイフの先で形をつくる。このナイフにも同じように油を塗っておく。
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