164 モスタルダ入りの揚げ物
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(175)
164 モスタルダ入りの揚げ物
この揚げ物はロマーニャでつくることができる。そこでは冬になると、サヴィニャーノのモスタルダが売られている。これは地域のやり方に従ってつくられていて、かつてはたいへん重宝されていた。ただ、それが現在でも忠実に守られているかはわからない。モスタルダがない場合には、788番で説明するように家でつくったものを使うことができる。
かなり柔らかい生地をつくるが、そのためには以下の生地を使って、台の上で手でよくこねる必要がある。
小麦粉 220グラム
バター 30グラム
塩 少量
牛乳 生地を練るのに必要な量
生地を半時間休ませて、のし棒でスクード貨より少し薄いくらいに伸ばす。生地を162番の型を使って抜いて、たくさんの円形の生地をつくる。八〇個できたとしたら、そのうちの四〇個にモスタルダを載せ、残りの四〇個をかぶせるが、その前に水につけた指でふちを濡らして、くっつくようにしておく。
それを揚げて、食卓に出す前に砂糖を振りかける。
0コメント