260 若鶏の煮込み、米の付け合わせ添え

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(272)


260 若鶏の煮込み、米の付け合わせ添え


  内臓を抜いた重みのある若鶏 約七〇〇グラム

  米 三〇〇グラム

  バター 一〇〇グラム

  脂身と赤身のハム 四〇グラム

  タマネギ 大きめのもの一個

  ニンジン 一片

  乾燥キノコ 少なめに一つかみ


 若鶏をひもで縛って各部位がまとまるようにして、シチュー鍋に上記のバターのうち三〇グラム、細切りにしたハムを入れる。その上からタマネギとニンジンをみじん切りにして入れ、それからむねの側から若鶏を入れて、塩とコショウをする。蓋をして、両面に焼き色が付ついたら、調理が終わるまでお湯を少しずつ加えて、米の味付けに使うソースが十分に残るようにする。ただし、ソースは裏ごしする。

 米は残ったバターの半分とそのまま火にかけ、それからお湯でゆで、最後に若鶏のソースを使う。火を通し終わったら、残りのバターを加えて、おろしたパルミジャーノ一つかみでさらに味つけする。

 鶏レバーと砂肝は肉といっしょに調理して、ぶつ切りにし、米に混ぜる。このようにしてつくったリゾットはミネストラにもできて、三人分に十分だ。その場合、若鶏はできたソースをたっぷりかけて別に提供して、付け合わせにキノコを添える。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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