634 お茶用のお菓子
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(635)
634 お茶用のお菓子
愛すべきイギリスの婦人であるウッド夫人がお茶に添えて自分の手でつくったお菓子を提供してくれたとき、気どった料理人ではほとんどないことだが、ご親切にもレシピをもらうことができた。説明するのは試してみたあとのものだ。
ハンガリー小麦粉もしくはとても細かいもの 四四〇グラム
ジャガイモ粉 一六〇グラム
粉砂糖 一六〇グラム
バター 一六〇グラム
卵の白身 二個
暖かい牛乳 必要なだけ
台の上で二種類の粉と砂糖を混ぜて山にする。真ん中に穴を開けて白身、小さく切ったバターを置き、最初はナイフの刃で、あとからは手で、牛乳を使いながら混ぜ込み、半時間ほどこねてかなり柔らかい生地をつくる。のし棒でそれをスクード貨の厚さの生地にのばし、7番のもののように円形に切り出し、フォークの先で穴を開け、オーブンか田舎風オーブンで、バターを塗ったオーブン皿に入れて焼く。このレシピの半分の分量だけでそれなりにたくさんできる。
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