61 レンズ豆のスープ
(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(69)
61 レンズ豆のスープ
エサウが相続権を一皿のレンズ豆のために売ったということは、レンズ豆が非常に古くから料理に使われており、エサウはそれに目がなく、食欲を抑えられなかったのだと言わなければならない。私が思うに、レンズ豆の味は一般的な豆よりも繊細で、お腹を脅かす問題についてもよくある豆よりも危険が少なく、ササゲ程度だ。
このスープはインゲン豆のスープと同じやり方でつくれるが、レンズ豆とササゲのゆで汁は米のミネストラにも相性がよい。米のミネストラの作り方と味付けの方法も同じだが、ゆで汁だけはもっと薄いものにする必要がある。なぜなら、米はゆで汁をよく吸うからだ。濃さをうまく調節するには、米に火が通るまで待ってから、裏ごししたレンズ豆と同量をゆで汁に加えればよい。
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