98 ロマーニャのやり方でつくったラヴィオリ

(翻訳)ペッレグリーノ・アルトゥージ『調理の知識とおいしく食べる方法』(106)


98 ロマーニャのやり方でつくったラヴィオリ

 ロマーニャ人は気候のために、栄養が豊富な食べ物が必要とするが、古くからの習慣もあって重い食材をあまり使わないので、一般に目に煙が入ってしまうような方法で野菜を調理する。そのため、食堂でこのようなことを何度も耳にした。「おい、ゆでたものを一人前。ただ、気をつけてもらいたいが、ホウレンソウはなしだ」。もしくは、「(ホウレンソウを差しながら)こいつは尻に塗る薬になるんじゃないのか」。つまり、スイスチャードやホウレンソウは入れない。さて、ロマーニャのやり方のレシピだ。


  リコッタ 一五〇グラム

  小麦粉 五〇グラム

  おろしたパルミジャーノ 四〇グラム

  卵 全卵一個と黄身一個

  塩 適量


 材料全部で練り物をつくり、薄く小麦粉をまぶした台の上で棒状に整えて、同じ大きさで十四個か十五個に丁寧に切り分ける。それを二から三分、塩を入れていないお湯でゆで、チーズと肉のソースとあえるか、あるいはシチューかフリカンドーの付け合わせにする。

Progetto Artusi

Progetto per una traduzione giapponese di "La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene" di Pellegrino Artusi

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